TATTOO MEANING

鳳凰(フェニックス)のタトゥーの意味

鳳凰(フェニックス)のタトゥーの意味とは?

LUCKY ROUND TATTOOの鳳凰のタトゥー

鳳凰は中国の神話に登場する伝説の鳥です。

美しく優雅に飛ぶ鳳凰の姿は、縁起の良いタトゥーのデザインとして日本国内だけに限らず、海外でも人気があります。

周から漢の時代に儒学者が礼(想定される色々なシーンでの行いや言動、服装など、道徳的な規範の事)に関してまとめた『礼記』では、『鳳凰』、『麒麟』、『霊亀』、『応竜』の4つを合わせて『四霊』と記され、鳳凰は平安を表すとされています。

なぜ、平安を表すとされるのかと言うと、鳳凰が現れるのは徳の高い王によって安定した政治がおこなわれ世の中が平和な時か、知性の優れた人が生まれた時にのみ、姿を現すからと言った説や、鳳凰と言う言葉は鳳という雄と凰という雌の一対のつがいを指すため中国の陰陽思想になぞらえ陰と陽の両極(鳳と凰、雄と雌)があって初めて一つの要素となり、調和が取れるためと言った説があります。

鳳凰が空を飛ぶと、雷や嵐も治まり、河川も氾濫せず、草木が揺れる事もない穏やかな状態になり、他の鳥たちもその後をついて飛ぶのだそうです。

中国で紀元前2世紀頃に成立した「爾雅(じが)」と言う、単語の同義語などを分類した辞典の中で鳳凰の姿が記されているのだそうです。

  • くちばし:鶏
  • あご:ツバメ
  • くび:ヘビ
  • 背中:カメ
  • 尾:魚

その後に成立された様々な書にて鳳凰は、少しずつ姿を変えて記されています。

現在の中国で鳳凰は『尾は孔雀に似ている』とされている一方、中国から日本に伝わった鳳凰の姿は、『いや魚だ』とされ、両国での相違があるようです。

LUCKY ROUND TATTOOの鳳凰のトライバルタトゥー

鳳凰は霊泉と呼ばれる霊験あらたかな泉の甘い水のみを飲み、梧桐(アオギリ)と言う木にのみ棲み、60年から120年に一度実を結ぶ竹の実だけを食べるのだそうです。
竹の種類によって開花周期は異なりますが、60年から120年に一度だけ花を咲かすそうで、花を咲かせた時にだけ出来る実と言う事なので、60年から120年に一度と言う事になるのでしょうか。
竹の実はとても栄養があると言われる事もあるそうですが、かなりあくが強く、人間にとっては食べられる代物ではないのだそうです。
鳳凰と桐と竹を組み合わせた桐竹鳳凰文と言う文様は、天皇のみに用いられた高貴な文様とされています。

京都にある『宇治平等院鳳凰堂』の鳳凰像が有名ですね。1万円札の裏側にも描かれています。
これは、お札の中で一番額面の多い1万円札にふさわしい品格のあるものとして、この世の動物達の長の一つであり、めでたい事の起こる前兆とされる鳳凰、また日本の国宝である平等院の鳳凰像が採用されたのだそうです。
鳳凰は雄鳥の『鳳』と、雌鳥の『凰』のつがいだとされる説もありますが、平等院鳳凰堂の鳳凰像には違いはないのだそうです。
タトゥーで鳳凰をデザインする際もあまり違いなく描かれる事が多いです。

鳳凰とフェニックスと朱雀と不死鳥の違い

LUCKY ROUND TATTOOのブラック&グレーの鳳凰のタトゥー

鳳凰やフェニックスや朱雀や不死鳥などは形は似ていますが、どういった違いがあるのでしょうか?

まず鳳凰とフェニックスの違いとして上げられるのが、鳳凰は雄雌の区別があり中国から伝わった鳥で、フェニックスは性別の区別がなくエジプトから伝わった鳥だと言う事です。

フェニックスは数百年に一度、香木を積み上げて火を着け、火の海に飛び込んでその体を燃やして灰となり、灰の中から再生して幼鳥として再び現れるといった説や、フェニックスの血を口にすると不老不死になると言う説から、別名「不死鳥」とも言われています。ですので、フェニックスと不死鳥が同一とされています。
海外では「復活」や「再生」や「新しい人生の始まり」と言った意味で捉えられる事が多いそうです。

鳳凰と朱雀は違うものではなく、同じものとされています。
中国の思想の『万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなる』という五行思想が出来る以前は鳳凰を風の神として信仰していた時代もあるそうですが、以降は南と火を司る神聖な鳥とされる様になった影響で、朱雀と呼ばれるようになり、東西南北の四つの方角を司る霊獣「四神(東の青竜、南の朱雀、西の白虎、北の玄武)」として参照する場合は朱雀、単体の時は鳳凰と呼び使い分けをすると言う説もあります。

どれも伝説上の鳥と言う事で違いはなく、タトゥーでは鳳凰と炎を一緒にデザインすることも多いです。
鳳凰とフェニックスは現在では同一視される事も多く、辞書ではChinese phoenixと訳されますが、phoenixとだけ呼ぶ事も多いようです。

当タトゥースタジオのある大阪には『高鷲山鳳凰堂明教寺』と言うお寺があり、このお寺は推古天皇が『白衣の老婦が鳳凰に乗って舞い降り、この地に寺を作れば世の中が住み良くなると告げた夢』を見て、聖徳太子に話した事から、吉兆の夢として聖徳太子が鳳凰寺を作られたのだそうです。

鳳凰が象徴する意味:

  • 「平和」
  • 「優美」
  • 「美徳」
  • 「不死」
  • 「上品」

鳳凰にちなんだ言葉

腕一本の鳳凰のトライバルタトゥー

烏鳶の卵毀らずして後鳳凰集まる:鳥や鳶(とび)と言った普通の鳥の卵を壊さないようにしてやる事で、鳳凰の様な縁起の良い、めでたい鳥も集まってくると言った意味から、他人に対する親愛の情、優しさのある政治を行えば、優秀な人物が集まってくると言う事を指して使われます。

蜘蛛が網を張りて鳳凰を待つ:蜘蛛の様に小さく非力なものが自分の力をかえりみず、大きな力のものに立ち向かう状態から、無謀で、大それた計画と言った意味で使われます。

どちらも鳳凰はとても優れた動物とされる言葉ですね。