四つ葉のクローバーのタトゥーの意味とは？

ラッキーなタトゥーモチーフは？と聞かれて、5本の指に入るイメージの一つが「四つ葉のクローバー」ではないかと思います。

四つ葉のクローバーのタトゥーにはどんな意味があるのでしょうか？
普段私たちが目にするクローバーとはマメ科の植物の一つで、一般的には3つの葉を持つものが多いです。
その三つ葉のクローバーの変異体とされるのが四つ葉のクローバーで、1万分の1の確率で4枚葉のクローバーがあるのだそうです。
見つかる確率はとても低くて、特にたまたま見つかったと言った場合はもっと確率は低くなりますので、幸運が訪れると言われる所以なのかもしれません。

四つ葉以外にも、五つ葉から八つ葉まで、中には56葉と言うクローバーまで発見されてギネス記録にもなっているそうです。
四つ葉で幸運が訪れると言う事は、56葉だと生涯幸運という事になるのかな？

四つ葉のクローバーが幸運の象徴とされるのは、ただ珍しいから、希少だからと言う理由だけではないそうです。

ケルト人の祭司階級であるドルイド（ドゥルイド）達は四つ葉のクローバーなどの希少な植物を崇拝していたと言われいます。
ドルイドは病気の治療なども行っていたと伝えられているので、四つ葉のクローバーが魔除けと言った意味を持ったのかも知れません。

ケルト文化のアイルランドでは、キリスト教が広まる以前より三つ葉のクローバーを「シャムロック」と呼びお守りとして、この模様を取り入れていたのだそうです。
キリスト教を広める為にアイルランドを訪れた聖パトリックは、このお守りとしてのシャムロックの三つの葉と、キリスト教の「父（神）と子（キリスト）と聖霊」の三位一体と言う教えとを結び付けて伝えていったと言われています。
キリスト教では、上下左右にある四つの葉のクローバーが、キリスト教で最も重要な象徴とされる十字架に見たてられる為に、幸運の象徴であると結び付けて考えられたりもするそうです。
その後キリスト教の広まったアイルランドでは、シャムロックを国花とし、アイルランドを表すマークとして使われる事が多いです。
三つ葉のクローバーも古来より幸運の象徴とされているのですね。

四つ葉のクローバーの伝説の中には、四つの葉の一枚一枚がそれぞれ「faith（誠実）」、「hope（希望）」、「love（愛）」、「lucky（幸運）」を表し、四枚が合わさる事によって「genuine（真実）」を表すと言われています。
人の行いでも誠実な心で、希望を持ち、愛を差し伸べれば、幸運が訪れるのかも知れません。それが真実であると言う事なのでしょうか。

当タトゥースタジオのある大阪のテレビ番組の中で、5歳の女の子が四つ葉のクローバーを簡単に見つける能力があると紹介されていました。パッと野原を見るだけで、「あったよ。あったよ。」と何本も見つけ出していました。沢山の幸運が訪れると良いですね！

四つ葉のクローバーにちなんだ言葉

親友と言うのは四つ葉のクローバーの様なもの：これはアイルランドに伝わることわざを日本語に訳したものです。親友と言うのは、四つ葉のクローバーの様に、そう簡単に見つかるものではない。見つけられたらとても幸運だと言う事だ。と言った意味になります。もしかすると親友が見つかる確率の方が、四つ葉のクローバーを見つけるよりも低いのかもしれませんね。