ヤギのタトゥーデザインと意味

山羊は世界の様々な地域で神話や民間伝承に登場する動物であり、普遍的なモチーフの一つです。

十二星座の山羊座に生まれた方も選ばれることもあるでしょう。

タトゥーとして彫られている山羊の多くは、特徴的な角を持つ雄の山羊です。
コイル状のものから尖ったものまで様々な角を持っています。

ヤギのタトゥーデザインは一般的には、知性、探求心、真実、平和、尊敬、平等、生命力や神秘性まで様々な意味で彫られています。

山羊を表現するスタイルの違いによっても伝わるイメージがかなり異なります。
穏やかで牧歌的なイメージの山羊は自然や心の平静などを象徴し、神秘的でオカルト的なイメージの山羊は謎めいた心の奥底さえも表現できるでしょう。

山羊は過酷な山岳地帯を移動し、成長する能力を持つことから忍耐や決意や強さの象徴ともされています。
人生において大きな壁に直面した時に、逃げず恐れず前に進む勇気さえも表します。

山羊はギリシャ神話では羊飼いと羊の群れを監視する神「パーン」と結びついています。
パーンは牧畜の神であり、羊や山羊といった家畜を保護し、豊穣を司るとされています。
また笛を吹くことが得意で、音楽を愛します。
そこから山羊のタトゥーデザインには豊穣、音楽、自然とのつながりと言った意味が込められます。

さらにヤギは、特にオカルトやスピリチュアルなものと結び付けられることが多い動物でもあります。
ヤギの頭を持つ人物であるバフォメットのイメージは、相反するもののバランスを体現し、神秘的かつ未知で複雑なシンボルです。
ヤギのタトゥーは、自分自身の中の二元性のバランスを象徴することもができます。

ヤギのタトゥーデザインを彫る事は単に動物の描写というだけでない、自信の人生における旅、経験、精神的な探求の象徴でもあるのです。

当タトゥースタジオのある大阪ミナミには動物の専門学校があり、学校で実習用に飼育されているヤギさん達が街中を散歩しているのだそうです。（見た事はないので、もう今はしていないのかも知れません。）