ピースマークのタトゥーデザインと意味

ピースマークは円の中に3本のラインがあるシンプルなマークです。

ピース（peace）の名前の通り、平和を表すマークです。

タトゥーデザインとしてのピースマークには「平和」、「愛」、「反戦」などの意味が込められる事が多いです。

1950年代にイギリスの芸術家「ジェラード・ホルトム」が、イギリスの核軍縮運動の代名詞ともいえるシンボルマークをデザインしました。

このシンボルマークをデザインしたホルトムは、スペインの有名な画家「フランシスコ・デ・ゴヤ」が描いた「1808年5月3日、マドリード」と言う作品を元にしたと語っています。
1808年5月にスペインのマドリードの民衆が祖国と自由のために立ち上がり、フランス兵と衝突したのですが見せしめに沢山のスペイン人が銃殺されました。
「1808年5月3日、マドリード」と言う作品は、フランス兵に銃口を向けられ両手を上げている男性が印象的です。
その両手を上げた姿から着想を得て、棒人間が絶望して両手を広げている様子を線にしてさらに丸で囲んだものをピースマークとしたのだそうです。

Nuclear Disarmament（日本語にすると核軍縮）の頭文字である「N」と「D」の手旗信号の形を重ね合わせたものでもあるそうです。

一説には平和の象徴ともされるハトの足跡を模したデザインと言われていますが、それは事実ではないのだそうです。

1960年代に広まったヒッピー（体制に反対し、自然と愛と平和と自由に関心を寄せる若者たちを指す）がピースマークのアクセサリーや衣類を身に着けていたり、旗や車などに装飾していたので、ピースマークと言えばヒッピーと言う印象を持つ方も多いようです。

当タトゥースタジオのあるアメリカ村は目立つピースマークはありませんが、1983年に壁に描かれた鳥の様な翼を持つ人間の様な絵が有名です。
「PEACE ON EARTH（地球に平和を）」と言う言葉が添えられています。
ピースマークと同じ平和を願うシンボルですね。