ティキのタトゥーの意味とは？

ティキはタトゥーのモチーフとして、ブラック＆グレーだけでなくトライバルスタイルなどでもデザインされる事が多いです。
ポリネシアのトライバルタトゥーでは、図柄にティキを組み込んでデザインされる事も多いです。

ティキはハワイのお土産で、置物として販売されている事も多く、ティキと言えばハワイと言うイメージの方も多いようですが、ハワイだけに限らずポリネシア地域で崇められている神様であり、魔除けのお守りとして、また豊穣をもたらすと言った意味があるとされます。

一般的に「tiki＝ティキ」と言う呼び名で呼ばれていますが、タヒチではti'i、ハワイではKi'iと言うのだそうです。

ニュージーランドのマオリ族の間では、森と鳥の神である「Tāne（タネ）」が最初の人類「Tiki（ティキ）」を作ったと信じられているそうです。

マオリ文化であるティキは1800年代初めに、マオリからハワイへと伝わったとされます。

古代ハワイではティキは大切に扱われ、お供えや人間の生贄も捧げられていたそうです。
ティキを彫るにはオヒアと言う木が使われ、村の酋長はお供えと生贄にする人間とカフナと呼ばれる神官と共に山へ入り、オヒアが見つかると神に捧げ物をして木を切り、ティキを彫るのだそうです。

ハワイのティキは様々な神を総称した名称だそうです。
その中でも代表的な下記の4大神とされます。

• 世界の創造主であり生命の神である「カネ」
• 敵を貪り食うかの様に口を大きく開けている戦いの神「クー」
• 豊穣や雨、音楽や平和、農耕の神である「ロノ」
• 海の神である「カナロア」

ハワイで見られるティキ像はこの4大神が多いと言われています。

1930年代にハワイのティキがアメリカ本土で知られる様になりますが、1959年にハワイがアメリカの州となった事で、ハワイやポリネシアの文化がアメリカでより広く知られる様になりました。
ティキをテーマにしたレストランが出来、ポスターやマグカップやマスクなど様々にデザインされ、ポピュラーなシンボルとなります。

大阪の当タトゥースタジオにも壁にティキを飾っております。 スタジオを守ってくれているのかな。

ヘイティキとは？

ヘイティキとは一般的にはマオリ族が使用するオーナメントを指します。
「ヘイ」には吊るすと言った意味があるそうで、「ティキ」は今回ご紹介しているティキです。
グリーンストーンとも呼ばれる翡翠を使い、人をモチーフに彫られ、紐を通してネックレスのように首飾りとして用いられています。
マオリ族では大切な宝物として、代々受け継がれているのだそうです。
大きな目に、少し首を傾け笑っている様にも見える独特の表情をしています。