TATTOO MEANING

狼(ウルフ)のタトゥーの意味

狼(ウルフ)のタトゥーの意味とは?

LUCKY ROUND TATTOOの狼と薔薇のタトゥー

狼(オオカミ)のタトゥーは月に吠える狼や正面を見据えるもの、写実的なデザインから、トライバルデザインなど様々なスタイルで描く事が出来ます。
古来より様々な文化と結びつき、伝承されてきました。
狼のタトゥーの意味にはどんな意味があるのでしょうか?

知性があり狩りのスキルにも優れている狼は、知性やリーダーシップと言った意味を象徴する事も多いです。

ローマ神話の中では『ロームルス』と『レムス』と言う双子が川を流されていたのを、ティベリス川の精霊『ティベリーヌス』が拾い上げ、川の畔に住む雌狼に預け、その雌狼に育てられた双子は王政ローマ建国の王となったとされます。
雌狼の乳房を吸っている双子を描いたローマ時代の像が、イタリアのローマにあるカピトリーノ美術館に所蔵されています。

日本でも有名な『赤ずきんちゃん』や『三匹の子豚』に登場する狼や満月の夜に変身する『狼男』は、人々を襲う恐怖の対象として描かれています。

文化の違いにより善と悪、どちらの捉え方もあります。

LUCKY ROUND TATTOOの吠える狼のタトゥー

狼との結びつきで代表されるのが、ネイティブアメリカン インディアンの文化と狼とのつながりです。
ネイティブアメリカンの文化では、精霊を信仰する精霊崇拝が中心で、狼も神聖な存在として敬われてきました。
とても力強い、偉大な力を持った聖なる動物として捉えられ、 気高い動物、また戦う戦士的なイメージや誠実さや忍耐力の象徴とされています。

古代キリスト教では狼は悪魔の使いであり、悪運や悪い兆しの象徴ともされたそうです。
牧畜が盛んだったヨーロッパでは、家畜を襲う狼は害獣であり、 また狼の気性の荒さなどが、悪い象徴とされた背景にある様です。
ですが、現代では狼が悪を象徴する動物とは捉えられていないそうです。

群れを離れ一匹狼となったもの以外は、単体で狩りをする事はほとんどなく、群れで狩りをするため、成功率も高く、長く生存している理由とされています。
群れで生活をし、パートナーが死ぬまでは同じ相手と添い遂げる事から家族愛を象徴するとも言われています。

日本では狼信仰があります。
農家を営む人々は狼を暮らしを守ってくれる神様として信仰していたそうです。
ニホンオオカミは山の神の眷属(けんぞく=神の使い、伏見稲荷の狐など)で真神と呼ばれ、猪や鹿などの農作物を食い荒らす害獣などを追い払ってくれる、すなわち悪を退ける神であり、また山火事が起きた時に遠吠えで教えてくれる火伏せ(火を消す)の神としても信仰されてきました。
関東圏を中心とする広い範囲でキツネやハトやサルの様に神様の使いとして、「お犬様」と呼ばれるオオカミが祀られています。
その昔、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が現在の埼玉県にある三峯山を訪れた際に道案内したのがオオカミとされ、その地の「三峯神社」にはオオカミの忠実さと勇猛さを称えて像が祀られているそうです。
また善人と悪人を見分けることが出来、善人を守り悪人を罰するとも言われています。
江戸時代以降には狼信仰は火災避けや盗賊避けをお願いする信仰へと変わっていったのだそうです。

当タトゥースタジオのある大阪のサッカーチーム『セレッソ大阪』のマスコットは狼で、知性と俊敏性、グループで狩りを行うという団結力と言った意味が込められているそうです。

また、日本古来の『ニホンオオカミ』は絶滅してしまった様ですが、LUCKY ROUND TATTOOのある大阪の天王寺動物園にはめずらしい『チュウゴクオオカミ』を見る事が出来るそうです。

狼が象徴する意味:

  • 「無私の愛」
  • 「勇敢さ」
  • 「成功」
  • 「家族愛」
  • 「忠誠心」
  • 「英知」

狼にちなんだ言葉

LUCKY ROUND TATTOOの狼のシルエットのタトゥー

狼に衣: 衣を着た狼は外面は慈悲深そうに見えるけれど、凶悪な内心を持っていると言う意味です。

門前の虎、後門の狼: 表の門からは虎が、裏の門からは狼が現れ、前からも後ろからも危険が迫っていると言う意味、または災難を一つ回避できたと思ったら、さらに新たな災難がふりかかってくると言う意味になります。

一匹狼:群れから離れ、単独で行動する狼の姿から、単独で行動するアウトロー的な意味で用いられる事が多いです。