TATTOO MEANING
コウモリ(バット)のタトゥーの意味
コウモリ(バット)のタトゥーの意味とは?
コウモリのタトゥーはシルエットなどを含め、人気のあるタトゥーモチーフの一つです。
実際に血を吸うコウモリは3種類しかいないのだそうですが、 西洋では悪魔や黒魔術や暗黒などと結び付くイメージを持たれ 吸血鬼のシンボルとして、またその化身として『悪しき動物』として捉えられている事が多いです。
天使の背中には白い綺麗な鳥の翼を持って描きますが、悪魔の背中には黒いコウモリの翼を生やして描きます。
タトゥーでは背中の左右を悪魔の翼と天使の翼を対にしてデザインして、人間の持つ善と悪を表す事も多いです。
一方東洋ではコウモリは『良い動物』とされています。
中国では『蝙蝠 (biānfú) 』の発音が『福が偏り来る=偏福 (piānfú)』と似ているため幸福を招く縁起物とされています。
また、蝙蝠は非常に精度の良い超音波を用いて獲物を捕らえる事が出来るため、その精度の良さであれば幸運の場所だけに巣をつくるであろう事から、コウモリが家に住みつくと縁起が良く、それが2匹になるとさらに多くの幸運を呼び込み、5匹のコウモリは『功名』、『福寿』、『健康』、『金運』、『結婚』の運を呼ぶと言われています。
家具や陶器に描かれる『5匹のコウモリが円状に描かれる図柄』は
豊かな富のシンボルとして人気のある図柄のひとつです。
日本でも昔から手ぬぐいの柄などに取り入れられています。
百年以上生きたネズミがコウモリになるという伝説もあり、蝙蝠は幸福や長寿のシンボルとしても知られています。
トンガではコウモリは神聖な動物とされ、魂の分離の物理的発現と考えられています。
吸血鬼はコウモリや霧、狼に変身する事が出来るとされ、幽霊や死、病気などのシンボルともされていました。
ネイティブアメリカンの種族の中にはコウモリは奇術師の精神を表すと言われています。
当タトゥースタジオのある大阪では、夕方位に街中で蝙蝠が飛んでいるのを見かけます。街中で暮らす蝙蝠や、江戸時代から昭和初期にかけて採掘された鉱山跡の洞穴に住む蝙蝠などがいるそうです。
蝙蝠が象徴する意味:
- 「繁栄」
- 「再生」
- 「夢」
- 「洞察力」
- 「イリュージョン」
コウモリ(バット)にちなんだ言葉
鳥無き里の蝙蝠: ただ飛ぶ事が出来るだけの蝙蝠は、鳥がいない場所では偉そうにしている様に見える事から、ある分野で優れた強者がいないところでのみ偉そうにその道の権威然として幅を利かせる弱者と言う意味があり、織田信長はこれをもじって、戦国時代から安土桃山時代にかけて四国を統一した土佐の大名、長宗我部元親を「鳥無き島の蝙蝠」と揶揄したとされています。
イソップ童話「卑怯なコウモリ」:鳥は敵だと言うイタチに捕まったコウモリは『自分は鳥ではなくネズミだ』と言って放免され、ネズミは敵だと言うイタチに捕まった時は『自分はコウモリだ』と言って逃がしてもらったと言う話から、八方美人な性格や行動を指しますが、絶体絶命の危機が迫った時に状況に応じて自分を変化する事が出来る見習うべき教訓として捉えられる事もあります。