大阪のLUCKY ROUND TATTOO。蝶（バタフライ）のタトゥーの意味。

蝶（バタフライ）の魅力

蝶のタトゥーデザインは世界中で女性、男性の性別を問わず、不動の人気を誇るモチーフです。
また、カラーやブラックアンドグレー、トライバルと言ったスタイルも問わず、様々にデザインを描く事が出来るのも特徴の一つです。
大きく羽を広げた姿や、花に止まらんと羽を重ねた姿、
蝶だけを彫ったり、薔薇や百合などの花やツタなどと一緒に組み合わせてデザインしたりと、表現方法も非常に多彩です。
彫る場所を問わないのも、人気の理由ではないでしょうか。
アゲハ蝶、モンシロチョウなど野原を飛ぶ蝶に赤色や青色や黄色など様々な色を見る事が出来る様に、タトゥーでも好みの色で色とりどりの蝶が選ばれます。
例えば青い蝶の青色は「寒色」です。
寒色の効果と同じで、青い蝶には心を落ち着かせる効果があるとされます。
また、あまり見る機会がない希少な色の蝶として、青い蝶は幸運を意味するとも言われます。

特徴から見る蝶（バタフライ）のタトゥーの意味

生物学的な視点で蝶を見ても、さなぎから成虫へと変態する様は、現代の学術ではとても理解する事の出来ない自然のミステリーでもあります。
四肢のないイモムシから綺麗な羽を広げて飛び立つ様はとても神秘的です。
蝶の変態は大人への生まれ変わり、新しい世界へと羽ばたくイメージとして、しばしば自由な精神の象徴として捉えられ、タトゥーとして彫られています。

また、砂漠に近い環境で生息する蝶には、雨が降らなければ卵から孵化して幼虫の時に食べる草が生えない為に、11年間も蛹のままで食事も排泄もせず、休眠した記録が残っており、美しさだけでなく、素晴らしい生命力の象徴としても捉えられています。
蝶のデザインには強い生命力と言った意味も含まれています。

蝶の種類は知られているだけでも17,600種ほどあり、 大阪でも淀川や大和川など大きな川がある為か、沢山の種類の蝶を目にする事が出来ます。

日本語で蝶と蝶々とありますが、二つに大きな違いがある訳ではなく、蝶は正しい書き言葉で、蝶々はくだけた話し言葉と言う解釈が多いです。

蝶（バタフライ）と人との結びつき

人間と蝶の結びつきは強く、古代文明での神話などでは蝶は人間の魂のシンボルであるとも信じられていたそうです。

ギリシャ神話の中で、ある国の王の三姉妹の娘たちの一番下に非常に美しいプシュケと言う女性がおり、美貌に妬んだ美の女神「ウェヌス（ヴィーナス）」は息子である愛のキューピッド「クピド」に愛の矢でプシュケを卑しい男と結婚させるように命じますが、誤って自分を傷つけてしまったクピドはプシュケに心を奪われます。
息子の行いに激怒したウェヌスはプシュケを捕え、冥府の女王プロセルピナに美をわけてもらってくるように命じられます。美を分けてもらった箱を好奇心から開けてしまったプシュケは昏睡状態に陥ってしまいます。
それを見たクピドは神の酒ネクタールをプシュケに飲ませ、蘇ったプシュケは女神となりました。この場面が描かれる時、プシュケの背中には蝶の羽を生やす姿が多いのは、ギリシャ語でプシュケは魂または蝶を意味する事に由来するのだそうです。

キリスト教ではチョウはさなぎが殻を脱ぎ捨てて蝶へと飛び立つ様と、人間が肉体を脱ぎ捨て天国へと召される様とが重ねられ、復活の象徴とされています。
同様な理由でギリシャではチョウは魂や不死の象徴とされています。

中国には「梁山伯と祝英台」と言うとても有名な説話があります。
中国版ロミオとジュリエットの様な話で、二人は最終的に亡くなって蝶となり飛び立ったとされます。
そこから蝶のタトゥーには結婚の誓いなどで使われる「死が二人を分かつまで」と言った意味を込められることもあります。

中国語の蝶「蝴蝶」の発音が「福」と「高齢」と似ていることから長寿を祝う時のモチーフとして用いられる事が多いそうです。

ネイティブアメリカンのブラックフット族では蝶は眠りや夢のシンボルとして、赤ちゃんが良い睡眠をとれるようにと服や寝具に蝶のデザインをあしらうのだそうです。
ネイティブアメリカンでは蝶は縁起の良いシンボルとして用いられる事が多く、部族によって様々な意味があるそうです。

風水では蝶は喜びを表し、蝶のモチーフを身に着ければ幸運が訪れるとも言われています。
春に花々を飛び回る蝶の姿は、まるで春の到来を喜でいるかように見えるからだそうです。

現代では女性の持つパワーや、愛や喜びを表すとも言われています。
左右対称の美しい姿、色彩豊かで同じものは一つとないと言われるいく通りもの羽の模様などは、見るものを惹きつけてやみません。
TATTOOとして、蝶をデザインする際も様々なカラーや柄で描く事が出来ます。

蝶（バタフライ）タトゥーの動画

大阪のLUCKY ROUND TATTOOスタジオでオーダーを受けカスタムでデザインした蝶のタトゥー画像を動画でご紹介しています。
蝶と一口に言っても、色々なスタイルやデザインがあります。
大きく羽を広げた蝶や小さなワンポイントの蝶、またトライバルスタイルで描いた蝶など様々な蝶のデザインをスライドショーとしてご覧頂けます。
デザインを決める際の参考にしてみて下さい。

蝶（バタフライ）にちなんだ言葉

胡蝶の夢：夢と現実の境がはっきりしない様。人生のはかなさを表しています。
蝶の様に舞い、蜂の様に刺す：アメリカのボクサーであったモハメド・アリを精神的に支えていた補助的トレーナー『ドゥルー･バンディーニ･ブラウン』が、アリの戦闘スタイル『軽やかなフットワークと鋭いジャブ』を指して、アリのキャッチフレーズとしてこの言葉を発信したそうです。
蝶の華麗さはタトゥーモチーフとしての人気の理由の一端だと思います。