TATTOO MEANING

時計のタトゥーの意味

時計と時刻とタトゥーデザイン

時計と薔薇のタトゥー

時計は時間を表すものとして私たちの生活になくてはならないものとなっています。
一日の内に数え切れないほど時計を見て、時には見ている事を認識もせずに時間を確認しています。

そんな時計のタトゥーにはどんな意味が込められているのでしょうか。

時計は何時何分と言う現在の時刻や、何分間と言う長さを教えてくれます。
影の位置や長さを見る日時計や水面の高さで時刻を読み取る水時計、ロウソクを燃やして残っている長さで時間を知るロウソク時計など大昔から様々な方法で時間を計る方法を発明してきました。

時計のタトゥーとしてその長針と短針が指し示す時刻が大切な意味を持つものも多いです。
自分にとって思い出深い大切な時間に思いを馳せてその時刻を表示している時計のデザインを彫る。
内容としては子供の生まれた時間を彫る方が多いです。

日本に生まれ、フランスに帰化した画家の藤田嗣治氏は左腕に12時を指した腕時計のタトゥーを彫っていました。
一説にはつまらない人と会っていると「ああ、もう12時だ」と言って帰り、愉しい人と会っていると「まだ12時だ」と言って徹夜で遊んだそうです。
他説にはどんなにバカ騒ぎしていても絵を描くことを忘れないように腕時計のタトゥーを彫ったとも言われています。

時計のTATTOOの意味とは?

時計と死神のTATTOO

時計は人生や死や運命を意味するとも言われています。
万人にいつかは訪れる死。
でもそのいつかは誰にも分からない。
その最後の日まで限られた時間一分一秒毎日をフルスロットルで生きる事の大切さを時計のデザインとして体に刻む事もあるでしょう。

また時間を表す時計には、自分がこの世に存在していると言う事を表す事も出来ます。
平井堅さんが童謡をアレンジして歌った「大きな古時計」は「生と死」をテーマにした歌です。
おじいさんが生まれてから死ぬまで、毎日チクタクと時を刻み続けた古時計を通して命を歌い表しています。

世の中には様々な時計がありますが、タトゥーデザインとしては懐中時計や砂時計や古時計に人気があります。
丸い一般的な時計と他のモチーフを組み合わせたり、歪んだ時計なども多く彫られています。
アンティーク調の時計などもデザインの美しさから選ばれている様です。

歪んだ時計はスペイン美術の巨匠「サルバドール・ダリ」が描いた絵がとても有名です。
トレードマークの上にピンとはねた口ひげを見れば知っている人も多いでしょう。
歪んだ時計が描かれたダリの作品は「記憶の固執」と言うタイトルで、時計とカマンベールチーズが重ね合わせて表現されています。
「柔らかい時計」や「溶ける時計」とも呼ばれていますが、作品の発想は夜に食べたカマンベールがとてもこってりしたものだったのでその溶けたチーズを瞑想するうちにこの作品のイメージが生まれたのだそうです。
このダリの作品を基にしたタトゥーデザインも多く、溶ける時計にはその奇妙な見た目から伝統や古い規則に縛られた社会への主張などを意味する場合もあります。

時計が象徴する意味:

  • 「時間」
  • 「運命」
  • 「生と死」
  • 「存在意義」
  • 「先人の知恵」
  • 「安定」

タトゥーデザイン10時10分の文字盤の謎

時計と目のタトゥー

広告に使われる時計の針は10時10分を指している事が多いです。

これは時計のブランドのロゴマークが文字盤の12の下に配置されている事が多く、長針と短針で隠れないからだそうです。

10時8分か10時9分を指している場合は10時10分だと短針が少し上に上がるので左右対称に美しく見せるために8分か9分に合わせているのだそうです。

指し示す時刻に思い入れはなく、時計自体を彫りたい場合はこのデザインが綺麗に見えるのかも知れません。