TATTOO MEANING

コンパス(方位磁石)のタトゥーの意味

コンパス(方位磁石)のTATTOOの意味とは?

コンパス(方位磁石)のTATTOO

コンパス(方位磁石)のタトゥーは古くからセーラーや海兵隊など、海に関わる仕事をする人々や海を愛する人々にとって、ポピュラーなデザインの一つです。

一説には初めてコンパスのタトゥーデザインを彫ったのはスペインの征服者だったとも言われています。

コンパス(方位磁石)は磁石の力で東西南北を示してくれる道具です。
iPhoneには方位磁石アプリがデフォルトでインストールされていますが、現代の日本で普通に生活していると方位磁石で方位を確かめる機会はなかなかありませんよね。
節分の際に、巻きずしを食べる方向を確認する時位ではないでしょうか?
ですが、地図などのない時代には北極星の位置を頼りに現在の位置や進むべき方向を指し示し、広い海の上を航海するためには欠かす事の出来ない重要な道具の一つだったでしょう。

テクノロジーが発展し様々なツールが開発された現代とは違い、初期の航海時代には海は危険を伴う未知の領域でした。
進むべき道や帰るべき港への道を指し示してくれるコンパスに「安全な航海」や「無事に帰る」と言った願いを込め、縁起を担いでタトゥーとして彫る人が多かったのも納得です。
航海に出ている人だけでなく、港で帰りを待つ奥さんや恋人など家族達が、愛する人が無事に帰る事を祈ってコンパスのデザインを彫る場合もあるそうです。

現在では海に関わる人だけでなく、北を指すコンパスを人生の進むべき道と置き換え、沢山の人々が様々な意味でコンパスのデザインを選ばれます。
正しい人生への方向や、夢に近づくための方向をコンパスが象徴していると言われています。
夢に向かう長い道のりの途中で、上手くいかず投げ出してしまいそうになった時に、コンパスを見る事で、あきらめない気持ちが再び生まれると言う事もあるでしょう。
「過去を振り返らず、将来へと突き進む」そんな意味もあるかも知れません。

羅針図(コンパスローズ)のタトゥーとは?

羅針図も方位磁石と同じく、海に関するタトゥーで人気のデザインの一つです。

羅針図は東西南北の方位を示すために地図や海図上に置かれる図形の事を指します。

コンパスローズとも呼ばれますが、この名前は昔の羅針図が薔薇の花の様に飾られた図形だったからだと言われており、羅針図が東西南北だけでなくその中間の位置も指し示す尖ったデザインが花の様にも見えるのでしょうか。
ヨーロッパで紋章などに用いられる事の多い「フルール・ド・リス」や「ノーティカルスター」が北の位置に置かれている事もあります。
この羅針図が、タトゥーでも人気のある星のデザイン「ノーティカルスター」の原型になったとも言われています。

当スタジオのある大阪の「大阪市立科学館」には、方位磁石が約1000個敷き詰められたテーブルがあり、まるで魚の群れの様に一定方向に向きが揃う方位磁石を観察して、磁石の力を知る事が出来るそうです。

コンパス(方位磁石)が象徴する意味:

  • 「守護」
  • 「安全」
  • 「希望」
  • 「ガイド」
  • 「幸運」
  • 「未来」

コンパス(方位磁石)にちなんだ言葉

太陽コンパス:これはことわざではないのですが、体内時計に基づく時間の感覚と太陽の位置から定位方向を知る動物が持つ能力とされます。
ハトを遠くで放しても巣に戻ってくるのは、この太陽コンパスを利用していると言われ、晴れた日よりも、曇りの日は戻ってこない事が多いのだそうです。
通信や医療品を運ぶ役割だった伝書鳩も、太陽コンパスを利用して鳩舎に戻って来たと言われています。
最近は伝書鳩が使われる事はほぼありませんが、普及した携帯電話の電磁波の影響で帰還率が下がっているのだそうです。