TATTOO MEANING
鍵(錠前/キー)のタトゥーの意味
鍵(錠前/キー)のタトゥーや歴史とは?
鍵は私たちの生活の中で様々な意味を持っています。
ドアを開けたり、鍵のかかった何かを開けたり、中に安全にしまっておきたい何かをロックしたりと、毎日、鍵を開けたり、閉めたりします。
ファンタジーの物語では、宝箱を開ける為の鍵を探す長い旅に出掛け、鍵の存在抜きでは、物語が完結する事は出来ないでしょう。
また、「一生懸命やる事が成功への鍵だ!」こんな言葉を耳にする事も多いでしょう。
様々な用途や目的で鍵を使うように、鍵のタトゥーにも彫る人によって様々な意味があります。
鍵だけをデザインしたり、鍵と錠前をセットでデザインしたり、アンクレットやネックレスの様なデザインのトップに鍵を付ける事もあります。
とてもシンプルで小さなワンポイントや、装飾を凝らした大きな鍵など様々なサイズやデザインで彫る事が出来るのも特徴の一つです。
鍵の歴史は非常に古く、紀元前2000年ごろに描かれたエジプトの壁画にも鍵が描かれているのだそうです。
キリスト教では鍵は「聖ペトロの象徴」とされ、キリストがペトロに天国への鍵を授けたと言われており、二つの鍵がクロスしたデザインは教皇権を象徴し、ペトロと共に描かれる事が多いです。
古くから鍵が一般的に使用されて来た様に、オールドスクールと呼ばれるスタイルが一般的だったセーラー達の時代から、鍵と錠前のタトゥーデザインは人気があり、現在でも衰える事がありません。
鍵(錠前/キー)のTATTOOの意味とは?
鍵や鍵穴のデザインには、1人1人によりとてもミステリアスでユニークな様々な意味があります。
鍵のTATTOOを見た人は、「この鍵にはどんな意味があるのかな?」と不思議に思う事でしょう。
「拘束された人生や生活からの解放や自由」を意味する場合もあるでしょうし、「人生の新しい幕開けへの鍵を開ける」と言った意味や、「どんな困難でも、鍵を開けて前へ進んでいく事が出来る」と言ったポジティブな意味もあるでしょう。
錠前と鍵をセットでデザインする事で、錠前は心に持つ願いや人生における喜びを表し、鍵でその願いや喜びを解き放つと言った意味もあるかと思います。
あるいは何か秘密にしておきたい事があり、大事に鍵をかけて心の奥にしまっておくと言った意味もあります。
ハート型の錠前と鍵をセットにしたタトゥーデザインも多く、「愛する人のみが、心の鍵を開ける事が出来る」と言った大切な人への愛を表したり、共に過ごす大切な時間を象徴するロマンティックなタトゥーともなる事でしょう。
カップルの一方には錠前を、もう一方のパートナーには鍵のデザインを彫る場合、二人の深い絆や関係を示したり、愛し合う二人の心をロックすると言う意味を持たす事も出来ます。
鍵穴だけのデザインには、「その鍵穴に合った鍵を持つ人のみが、心の鍵を開ける事が出来る(愛し合う事が出来る。)」とした意味もあるかと思います。
また壊れた鍵やひびの入った鍵は、深い悲しみや愛する人の裏切りを象徴する場合もあるかもしれません。
スケルトンキーと呼ばれる鍵は日本語で言うとマスターキーにあたり、一つ以上の鍵を開ける事が出来る事から、能力に限界はないと言った意味でも用いられます。
意味合いからだけでなく、アンティーク調の古い鍵は装飾も素晴らしいものが多く、見た目の美しさから鍵のモチーフが選ばれる事も多いです。
日本で一番古い鍵は当タトゥースタジオのある大阪で出土した「海老錠」なんだそうです。
海老錠は、金属で出来ていてU字形に折り曲げられ形が海老の様に反っている事から海老錠と呼ばれるのだそうです。
天皇の住む宮を奈良の飛鳥から大阪の難波宮に移し、豪族が政治を行っていた時代から天皇中心の時代へと移り変わった大化の改新前後のものとされています。
鍵(錠前/キー)が象徴する意味:
- 「好機」
- 「神秘性」
- 「可能性」
- 「秘密」
- 「安心」
鍵(錠前/キー)にちなんだ言葉
盗人に鍵を預ける:鍵は大切な何かを盗難から守るための物ですが、その鍵を盗人に預けてしまうと言う事は、悪事の手助けをして気付かずに被害を大きくしてしまう事を指します。