TATTOO MEANING

ココペリのタトゥーの意味

ココペリのタトゥーの意味とは?

LUCKY ROUND TATTOOのココペリのタトゥー

アメリカの先住民族であるネイティブアメリカン(インディアン)達は自然を崇拝し、独自の精神文化を持ち、様々なシンボルや儀式などを通して、何世代にも渡り、彼らの文化や歴史などを言い伝えてきたのだそうです。
その中の一つがココペリです。

ココペリは豊穣や子宝の精霊として、古来より言い伝えられており、幸運の象徴としてココペリのタトゥーデザインを選ばれる事が多いです。

背中に大きなこぶがあり、笛を吹いている姿が一般的です。
ココペリの背中のこぶには種が詰まっていて、その種を巻き、ココペリが笛を吹くと種が芽を出しぐんぐんと育ち、人々に恵みをもたらすと言われています。

ネイティブアメリカンであるホピ族の間では「神の中の神」として信仰し、子供に恵まれない女性に子供を授けたり、生きていく為に殺生した狩猟動物達の魂の再生を統括すると信じられているそうです。
また、ココペリの吹く笛の音は冬を追い出し、春を呼び込むと言われ、農業の精霊とも言われています。

ニューメキシコ州に住むプエブロインディアンと呼ばれるズニ族の様に、雨をもたらす精霊だと信じている部族も多いようです。

ココペリの起源とは?

ココペリの起源については諸説あります。
一説には、部族間をまわる行商人達がココペリの起源とも言われています。
行商人達は大きな袋に品物を詰め、各部族をまわっていたそうです。
彼らは村に近づくと、敵意がない事や友好の合図として笛を吹いて到着を知らせたと言われています。
部族にとって良い品を運んでくれる行商人の姿が、いつしか幸運を運んでくれる豊穣の精霊とされる様になったのかも知れません。
ただ、初めてココペリの姿が描かれたのは750年から850年頃のホホカム族の壺が始めだと言われており、岩石や洞窟内部の壁面に描かれたココペリの姿も多数発見されていますが、ココペリが描かれていた時代は行商人達が現れたと言われる時代よりも何百年も前の事だそうですので、行商人説は間違いだとも言われています。

他にはココペリはただの行商人ではなく、ずば抜けた語学力を持ち話し上手で、民族間を渡って旅をし、人々に他の民族で起こった話や知識を運ぶ重要な役割があったとも言われています。
その為か、ココペリのTATTOOには「旅のお守り」や「人生のお守り」と言った意味もあります。

当タトゥースタジオのある大阪のアメリカ村には、ちょっと変わった形の街路灯が街を照らしています。
人の形をしていて、少し背中を曲げた形はココペリにも似ている様な。
お店に来られた際は、アートな街路灯巡りをしてみるのも良いですよ!

ココペリが象徴する意味:

  • 「豊富」
  • 「再生」
  • 「安産」
  • 「希望」
  • 「夢」
  • 「愛」

ココペリは音楽のシンボル

ココペリが笛を吹いている姿から、音楽を象徴する精霊とも言われています。

音楽には人々の心を癒したり気分を上げたりする効果があります。
音楽が楽しみや笑いや喜びをもたらす様に、音楽を奏でるココペリの姿にハッピーなイメージが持たれているのでしょう。

笛を吹くココペリの周りに音符なども一緒にデザインしたものも多く、タトゥーだけでなく音楽フェスやライブなどのイメージにココペリがデザインされたりもします。