TATTOO MEANING

蜘蛛(スパイダー)/蜘蛛の巣のタトゥーの意味

蜘蛛(スパイダー)/蜘蛛の巣のタトゥーの意味とは?

LUCKY ROUND TATTOOの蜘蛛のトライバルタトゥー

蜘蛛と一口で言っても世界には4万種以上もの蜘蛛が存在するのだそうで、タトゥーでは様々な蜘蛛(スパイダー)や蜘蛛の巣(スパイダーウェブ)のデザインに人気があります。

蜘蛛はお尻から出す糸で蜘蛛の巣を編む事から、織物と結び付けられる事も多く、神話や言い伝えなどが世界各地で残されています。

インディアンで有名なドリームキャッチャーと呼ばれるお守りがありますが、ドリームキャッチャーは元々蜘蛛の巣からヒントを得ているのだそうです。
ドリームキャッチャーを作り出したと言われるインディアンのある種族では「蜘蛛女」と呼ばれる女性がおり、新しく産まれた赤ん坊を悪から守る為に魔法の蜘蛛の巣を編むと言われていましたが、人口が増えて全ての赤ん坊を守る事が出来なくなったために、代わりにドリームキャッチャーを作り出したと言われています。

肘へのスパイダーウェブのタトゥー

ギリシャ神話の中に登場するアラクネはとても優れた織り手でしたが、神々に織物勝負を挑み、素晴らしいタペストリーを織りあげるのですが、見事すぎる出来栄えにアテーナが激怒し、アラクネは神に挑戦するなどとんでもない愚行を犯した自らの行いを恥ずかしく思い、首を吊って死んでしまいました。
アテーナは死んだアラクネを可哀そうに思ってか、織物が好きなアラクネがずっと織物をしていられる様にと、トリカブトの毒を撒いて蜘蛛として生き返らせたと言う神話があります。

日本では「朝蜘蛛は縁起が良く、夜蜘蛛は縁起が悪い」と言われています。
朝蜘蛛は来客や待ち人が現れる、福を持ってくる吉兆の象徴されており、反対に夜蜘蛛は泥棒が入る悪い兆しとされている地域も多いそうです。
蜘蛛は天気の良い日に蜘蛛の巣をはるので、朝に蜘蛛を見るとその日1日天気も良くて気分良く過ごせると言った意味や、蜘蛛が糸を伝って下に降りてくる姿が泥棒の姿と掛け合わされ、夜に見る蜘蛛は悪い事が起こる兆しとされたのかも知れません。

影をつけた蜘蛛のタトゥー

また他にも蜘蛛は沢山の卵を産む事から多産の象徴と言った意味や、小さな虫達が蜘蛛の巣に絡まって捕食されてしまう様に、人生でのもがき、悩みなどを表すとも言われています。

蜘蛛の巣の形は中心から外へと広がっている為、創造や太陽と言った意味を持つ事もある様です。

イスラム教では白い蜘蛛は幸運を表すのだそうです。

昔はヨーロッパで蜘蛛のタトゥーは刑務所や犯罪と結びつきがあったのだそうです。
蜘蛛の巣の段の数で何年刑務所に入っていたかや何人を殺したのかと言った数を表したり、自分は銃を所持していていつでも撃つ覚悟がある事を示したり、ドラッグ好きと言う事をアピールすると言った意味があったりと、自分の悪さをアピールして、周りの悪い人たちを近づけさせないと言った目的もあったのだそうです
現在では肘へのスパイダーウェブのタトゥーはパンクスの象徴とも言われたり、デザインのカッコ良さで選んだりする事が多いそうです。

当タトゥースタジオのある大阪には長寶寺と言うお寺があります。
このお寺に所蔵される書では、閻魔様が地獄の怖さを味わわせる為に修行に怠けた慶心坊尼を地獄へ落とします。
地獄へ落ちる恐怖が身に染みた慶心坊尼は3日後に蘇生し、まじめに修行に打ち込みます。
ある日慶心坊尼が修行中に目の前に現れた青蜘蛛を掴むと舎利(釈迦の遺骨)へと変わったり、逆修供養を営んだ時に見た事がない僧が客として現れ一片の木で閻魔王を彫りあげ名前も告げずに立ち去ったのだそうです。
この僧は実は閻魔王その人だと言われており、この舎利と木造の閻魔大王が長寶寺に所蔵されていて、毎年5月18日に見る事が出来るのだそうです。

クモが象徴する意味:

  • 「運命」
  • 「幸運」
  • 「創造」
  • 「忍耐」
  • 「恐怖」

蜘蛛(スパイダー)/蜘蛛の巣にちなんだ言葉

LUCKY ROUND TATTOOの蜘蛛と蜘蛛の巣のトライバル

蜘蛛の子を散らす:多くの蜘蛛は糸を巻いて作った卵嚢と呼ばれる袋の中に、沢山産んだ卵をまとめます。子グモが少し大きくなった頃に袋を触ってみると、中から小さな蜘蛛が出て来て四方八方へ散らばって逃げていきます。その様子から、大勢の人が同時に四方八方へ散らばって逃げる場面で使われます。

蜘蛛の巣で石を吊る:蜘蛛の糸の強度は鋼鉄の5倍もあるそうですが、 非常に細く太さは約5~10μm位なのだそうです。 そんな蜘蛛の糸では石を吊る事は出来ません。 到底出来ない、出来る見込みのないとても危険な事を指して使います。 芥川龍之介の短編小説「蜘蛛の糸」に、お釈迦様が天国から地獄へ蜘蛛の糸を垂らして一人の罪人を助けようとする物語がありますが、高くまで登って結局途中で切れてしまうので、これも非常に危険ですね。