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聖なるモチーフ【キリスト教編】
キリスト教では様々なモチーフを信仰の対象とされています。
モチーフそれぞれに意味が込められていますので、簡単に紹介したいと思います。
十字架
一番有名なモチーフではないでしょうか。
シンプルな細いラインのものから、装飾を凝らした大きなものまであります。
最近は英語の文章をクロスさせて十字架に見せたデザインなども人気があります。
十字架はイエス・キリストが磔刑にされた事から、キリスト教の最も重要な象徴と考えられているそうです。
当スタジオのある大阪には設計家の安藤忠雄氏が設計した光の教会があります。
壁に切り込まれた壁の十字から光が入り込み、大きな十字架の様に見えます。
シンプルな十字架ですが、表現方法は様々です。
百合
百合は聖母マリアの象徴する花とされています。
純粋で無垢なけがれのないマリアは、白く透き通るような美しい百合で表されます。
聖心
聖心とはイエス・キリストの心臓であり、神の愛の象徴とされています。
燃えるハートに剣が刺さっていたり、イバラが巻かれていたりします。
聖杯
最後の晩餐でイエス・キリストが「私の血」と言って葡萄酒を杯についで弟子たちに飲ませたのだそうです。
さらには磔刑にされたキリストの体からしたたる血を受けたのも同じ杯とも言われています。
聖なる力も持つと言った言い伝えもあります。
天使
キリスト教で天使の存在とは、神のお告げを伝える役目を持つとされています。
聖母マリアはキリストを身籠った事を天使ガブリエルより告げられます。
天使と聞くと背中に羽が生えた赤ちゃんの姿を思い浮かべます。
タトゥーとしてそんな天使が多く彫られています。
ですが天使は私たち人間の目には見えない存在なので、宗教画などに描かれている天使の姿は人間が想像した姿なのだそうです。
時代や社会によって描かれる天使の姿は変化していったそうです。
鳩(聖霊)
鳩は無垢や純真の象徴とされています。
イエス・キリストが洗礼を受けていると、鳩の様な形をして聖霊が下りてきたのだそうです。
またノアの箱舟では鳩が洪水の水が引いたことを知らせたため、平和の象徴ともされています。